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バッハをさらって思う

もちろんこの楽曲が技術的にも音楽的にも安易に演奏できるとは微塵も思っていないが、それにしてもチャレンジの大変な楽曲だと思う。

バッハのヴァイオリンのためのパルティータ第2番からシャコンヌの楽譜である。

 

今やサクソフォン奏者の当たり前のレパートリーの1つになってしまいそうであるが、演奏する方は尋常でない集中力と技術を要する。

シャコンヌという楽曲の特性上厄介なことはそれほど起こっていないのだが、純粋に曲の形を綺麗に保ちながら演奏するために体力とは別の部分でかなり堅牢なタイムとビートの設定が必要で、その部分は純粋に…物理的といえようか…管楽器奏者への大きな壁になる。歳をとったらそう簡単に出来なくなりそうでもある。そうならんようにさらうわけなのだが…。

 

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