Veboを導入

詳しくは動画を編集トレーニングがてら作ろうと思っているが、Venoを購入した。
小学生以下の生徒さん向けに、本物の楽器ではなく、本物に近い楽器で何か良いものは無いかと探したところに用意されていた、プラスチック製の楽器。サックスというよりもVeboという感じなのだが、まあでもそうやって割り切ってしまった方が良いだろう。材質も姿形も全く違うものでサックスと比べてどうだ、とかいう消費の仕方はそもそもナンセンスだ。

が、私としてはもちろんサックスという楽器の面白さが…とは真に思う。とはいえなかなか最初から本チャンの楽器…というのも厳しいところでもあると思う。
楽器を持ったとしても積極的にプレイヤー(プロアマ問わず)が発信していける場所は少ないし、何よりも楽曲が持っている面白さ、魅力を伝えられるプレイヤーも少ない。そこから負の連鎖は始まり、この社会的な布教に、近代で類を見ない税の負担とか考えると…現状何が言いたいかというと、まあ楽器始める敷居そのものもめっちゃ高いよね、という所。そういう人たちのために、気軽さと本格性を兼ね備えた、代替の選択肢を用意するというのはある程度必要なアイデアだと思う。そういう意味で私はプラスチック楽器という選択はアリだと思う。今まで機会が無かったので選ぶこともなかったけど、今後は自分自身から発信していくのもアリなのかもしれない。まあでもちょっと自分もしばらく練習しないとだな…。2本同じ楽器あれば完璧やもんな~

まだ私はメディアの圧なんてものは無縁の幸せな立場にいるので、しばらくの期間さわりつつレビューを書いていきたいと思う。
Vebo、大人が吹くには正直少し物足りない気はする。大人とか中学生(小学生高学年くらい?)ならもう本物を買った方がいいと思う。
10歳までの子供に、たとえばソプラノサックスを演奏してもらう、というのももちろんアリだが、多分ストレートのやつは右手への負担が大きすぎるし(中学生がクラリネットを構えることだって、大変なことなのだ)カーブドソプラノがあったとしても重さはストレートの楽器より少し重い(かったと思う)。筋肉を使う、というよりも重さで身体の芯が歪むような感じだと、確実にプラスチック楽器の方が良いだろう。

そうやって考えると、我々先生側からするとプラスチック製の楽器って ある程度サイズ感が一致している、というものじゃないだろうか。いや探せばあるのかもしれんけど。

とりあえず届いて1日、プラスチック楽器について思うところを書いてみた。間口を広くする、という意味で我々も真剣に考えていくべきだろうなあ…。1番はヴァイオリンとかみたいにハーフサイズとか出てくれればいいんだけどねえ。。