深呼吸する水曜日終演

Photo by Shunya Asami
Photo by Shunya Asami
さいたま・アート・センター・プロジェクト(SACP2022)の催しの一つである 深呼吸する水曜日 が終演した。
まずご来場下さった皆様にお礼を申し上げたい。

このプロジェクトは2020年初頭よりお声がけ頂き様々なレパートリーに挑戦・発表・共有をしている 自分にとっても大切な機会の1つで、今回もお呼び頂き演奏することができ、幸運であり ありがたいことであると感じながらの演奏だった。

プログラムは以下の通り。

R.ロジャース:レッスンズ・オブ・ザ・スカイ
A.マルチェッロ:オーボエ協奏曲 ニ短調
A.マルゴーニ :10の現代的で技巧的な練習曲より第9番「オリヴィエ・メシアンの言葉に関する考察」
吉尾悠希:アローン op.3
吉松隆:ファジー・バード・ソナタ
アンコール/バッハ=グノー:アヴェ・マリア

1曲ずつで見れば、そうそう苦しくなるような曲目でもないのだが、意外に取り組んでみると恐さのあるプログラムになってしまった。

いざ演奏してみてからの私の頭の中は「自分とは何者なのか」
ということを延々と自問していた。
演奏者としてのアイデンティティはどこにあるのか、自分が成すべき世界は 作るべき空間は何なのか、まあ なんでもいいのだか そういう類の事を、久しぶりにゆっくりと考えていた。

まあ たいそう内面的なことなのでここに詳細を書くことは控えるが、自らのベースのところはブレることなくこれからもやっていけたらと思う。

この会を企画したプロジェクトチーム、お声がけくださった皆様に深くお礼を申し上げたい。
良い音楽を出来るようこれからも歩みを進めていきたい。