Sibeliusには、移調楽器において、異名同音調などにおいて自動的に調合が少なくなるように工夫される機能がある。この設定を無効にする方法を紹介する。
まず前提としてこの設定は、アプリケーションそのものではなくそれぞれの楽譜に適用されるものなので、お手数ではあるが、違う楽譜に適用させたいときにはやはり同じように毎回設定をいじる必要があることを覚えておいていただきたい。
まずこの楽譜中央。サクソフォンの部分がフラットへと転調されてしまっている。
本当はEdurに行きたいので、アルト・サクソフォンの場合は#7つの調へと転調するべきだ。
最初に、外観のタブをクリックし、
一番左側の上、記譜ルールをクリックする。
記譜ルールの、音部記号と調合タブを選択し、
その調号の部分をみると、
「スコアの移調時に離れた調号を置き換える」
にチェックが入っていると思う。
このチェックを外すことによって、
サクソフォンの譜面がシャープ7つに置き換わった。
以上の手順を踏んで行う。
簡単だが、意外にこの機能を見つけるのが至難で苦労した方も多いのではなかろうか。
私も、諦めて調号の数を調整した楽譜をいくつか作ってしまった。
順次修正していきたい。
最後にこの方法を動画でまとめたので、興味のある方はご覧いただきたい。
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