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本分と発信のギャップ

いち音楽家としてセルフマネジメントの能力というのを強化することを今年は一つ目標にしているのだが、これもまた難しい話だなと思う。

 

嘆いていても致し方ない話ではあるのだが、楽器も結局は技術が伸びれば伸びるほど悩みが増えていくのはもう確実な話であり、これは喜びでもあるが、同時に練習に時間を割いていく限りマネジメントの方向を伸ばしていくことはできない、というわけだ。

そうすれば練習の時間を削るだとか、そういうようなネガティブな話になっていくというか。なかなか難しいものである。

 

音楽事務所に入ったり、オーケストラの団員として活動できる1番の強さは、マネジメントの部分をある程度人に頼んでしまえる部分だと痛感する。し、軒並みフリーランスよりも地位が高いイメージを持たれる。

そういった理由からどこかに所属するという希望を持って活動することも選択技に入れるのが良いのかもしれないが、人が付けば人の人生も自分の演奏が背負うことになるわけで、現実問題 人に何を言われるかは関係なく自分の言いたいことを言うことが大切と思う自分には、完全に向いていない世界だと思う、というわけだ。

 

しかし昨今の情勢、これはコロナに関係なく、私が一つ気をつけないと思っていることがあり、それは

「言ったもの勝ち」という状況を作らないことである。

この言ったもの勝ち状態というのは本当に最近多くて、特に軽薄なコミュニケーションの中で安易に言葉を発してしまうと本当に怖いなと思うのだ。

ただ気をつけるしか方法はないのだが、いつでもやはり関わる人とともに一番納得できる場所を探していろんなことを作っていきたいと感じる。

 

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