月に2回のペースなのでこの前もおさらい会だった。
長生淳の天国の月を演奏した。
強烈な印象と迫力を持った曲だと思う。
このような楽曲を演奏していると、そういった側面を出せば何とか演奏は成り立たせることが出来てしまう。
多少荒くても成り立ってしまうのだ。
これは非常に怖いことだと思う。
印象が迫力のアピールに終始し、聴き手にそれ以外のものを残さないような演奏になってしまうことは、演奏家として最も避けるべきことの一つであるように思う。
- 演奏というのは常に作曲家、演奏者、聴衆の三者がいないと成り立たない。アピールを押し付けてはいけないし、なんというか…もっと高い次元で成り立たせていきたいと切に思う。
多分言い切るなら言い切るなりの覚悟と責任が必要なのかもしれない。絶対ミスしないという覚悟とか、そういう、自分の中で独りよがりに近いものを成り立たせるには独りよがりなりに人に理解してもらう努力が必要なのだろう。
前の記事ー今週末は