1月19日 Paletteにてプログラム第2曲目に取り上げる 5つのメロディ。
映画「風の谷のナウシカ」にて取り上げられる5つのメロディを組曲として久石譲氏が再作曲した楽曲だ。
もともとはチェロとピアノのデュオだ。当日はテナーサクソフォンで取り上げようと思っている。
チェロの効果的な語法をふんだんに利用したこの楽曲をサクソフォンで演奏するのは、純粋に難しい。
音域による音色の太さ等の課題をはじめとし、スタッカートとピチカートなどのアーティキュレーションも、管と弦ではやはり違いは大きい。
この曲で面白いのは、組曲第2曲目の中間部に存在するフガートだろうか。
久石氏は映画音楽家としてのイメージが強いかもしれないが、実際の本職というか専門はミニマル・ミュージックだ。
そのような現代的な書法を語彙にしている人のフーガと言うのは(規模が小さいながらも)興味深いと私は感じている。
しかし、これは別の話だが、久石氏がミニマル・ミュージックを専門にしていると知ってから氏の映画音楽を聴き直すと、なるほど 要素の単純さと反復感を尊びながら楽曲を構成しているのではないか?と思いながら楽譜を読めることが多く、それもまた面白い。
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