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結局我々は、「何」の変遷を追い求めたのか

全くもって、美味しいカレーであった。

春日部にある、cafe 音と友に さんのオススメメニューであった。スパイス香る、チーズキーマカレーだったか。(違う気がする、ごめんなさい)

 

それにしても今回のコンサートは、自分がレパートリーとして掲げているものも少なくないような曲の並びだったのに、それでも大変なコンサートだった。

3日連続という本番もなかなか無い経験だが、何よりも様々な様式を持つ様々な曲を一挙に準備し、披露するということがあまりにも新鮮な体験であったように思う。

 

正直、準備しながら3日間で11曲、それを演奏することもそこそこ無茶なものとは思っていたが、それ以上に先に出てきたのは、3日間11曲で、西洋音楽の何たるかを語れるわけがなかろう!という、まあ自分ツッコミ見たいなものだった。

当然といえば当然で、1日目にはバッハもいないし、2日目にはパガニーニもいない、3日目にドビュッシーもシェーンベルクもいない。いない。いないだらけなのだ。

何なら、西洋音楽はバッハから始まったわけじゃない。

もっともっと昔の作曲家は?みたいな…まあ、無い物ねだりというか、もはやネウマのような時代の音楽をどうやって器楽で再現する?なんていう話にもなっていくわけだが。

とかく、企画としては、アイデアは浮かびやすかったが、選曲は我ながら安直の塊としか言えないほどのお粗末さであったように思う。それでもまあ、自分の技量とレパートリーと初出しの曲と…と色々そこそこ相談して何とか仕上がるバランスは取ったとは思っているが。

そのバランスのことを考える時点で演奏者としてはまだまだなのだろうなとも思った。まあしゃあない。これはこれから頑張るのみ。

書きたいことはこんなことではなかったのだが、また今度続きは書こう。

 

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